2009年11月に久が原にオープンした「久が原 高級角食三日月 村井」。オープン当初、クロワッサン生地の角食「高級角食三日月」のみを販売していましたが、今年3月から新たに、バターロール生地の「高級角食三日乃陽（みかのひなた）」、パン・ド・ミ生地の「高級弦月福徳寿（げんげつふくとくじゅ）」が加わり、現在は三種類の角食を販売しています。

店主はパン職人歴20年で、高級食パン専門店での修行経験もある村井隆行さん。パン職人としての経験を積みながらも、その傍らで、いつか自分の店を持つことを夢見てオリジナルレシピの角食の開発を続けていたそうです。

そんな村井さんが辿り着いたのは、試作を繰り返し、これぞといった厳選した材料を使用すること。パンに使用する材料は全て国産であること、また、中でも「カルピス・フレッシュクリーム」、「蔵王山麓直送・極ヨーグルト」、「純国産水稲米 特選餅粉」は角食の三本柱となっています。

素材の良さと職人としての腕から、商品は年々人気を呼び、今は全国からネットオーダーが来るまでになったそうです。売切次第閉店なので、来店する際にはネットから予約をして購入することをおすすめします。また、私は手土産としても重宝しており、その時には風呂敷をつけていただいています。今はネットで送れるようになったので、遠くに住む大切な人たちにも届けられるようになり便利になりました。

大田区出身の村井さんは、大変な状況の中であってもパンを通して多くの人々を笑顔にできたらと日々パン作りに奮闘しています。普段のちょっとした贅沢に、贈り物にもおすすめです。そして、子どもからお年を召した方まで年齢を選ばず、万人受けすることも嬉しいところです。